マスク不足の解消
2020年2月以降、コロナウィルスによるマスクの需要が高まりました。
また、その後はマスクを買い占めて転売する人たちも現れて、一時、全国的なマスク不足が社会問題となりました。
それを受けて安倍総理は、4月1日に1世帯あたり2枚の布製マスクを配ることを発表しました。
それから約1か月後、店頭には徐々にマスクが並び始め、いまでは店頭でも容易にマスクを購入することができるようになりました。
菅義偉官房長官の発言
5月20日菅義偉官房長官は記者会見で「マスク不足の解消も、価格の下落もアベノマスクのおかげ」と発言。
これまで、世間では「マスクの配布は税金の無駄遣い」などの批判が根強かっただけに、配布効果をアピールしたものと見られています。
アベノマスクの効果は本当にあったのか??
画像は、2020年5月20日時点でのアベノマスクの配布状況
正直、いまだにマスクは配布されておらず、「アベノマスクのおかげでマスク不足が解消して、マスク価格が値下がりした」という菅氏の発言を鵜呑みにすることはできない。
だが一方で、Twitterにはこんな意見も寄せられた。
確かに、私の母親も手作りマスクを家族や親せきの為に作ってくれた。
多くの日本人が手作りマスクを作るきっかけを与えたのはアベノマスクだったのかもしれない。
その他、否定的な意見も寄せられていましたが、アベノマスクの効果はあったと見る人の意見の方が多いようでした。
まとめ
安倍首相が、すべてを見通してアベノマスクの配布を決定したとは思えないが、一定の効果はあったと私は思う。
“全国に約1憶3000万枚(1世帯に2枚)の布マスクを配布する”
転売ヤーの心中に揺さぶりをかけたことは間違いないだろう。
実際に、アベノマスクの配布が決定して以降、転売する人は減って店頭にマスクが並び始めた。
中国マスクの輸出制限が緩和されたこともマスク不足解消に影響したとは思うが、やはり、国民の意識が「布マスクでもいいんだ。」という認識に変わったのが大きい。
結果としては、アベノマスクが手作りマスクの普及に一役かった成果ではないだろうか。
それにしても、いまだに安倍首相がアベノマスクをしているところを見ると笑ってしまう。
サイズが全然あってない・・・。