金曜日にポジションを持ち越すのはアリ??
結論から言うと、金曜日~月曜日にかけてポジションを持ち越すことはあまり好ましくありません。
なぜなら、FXはレバレッジをかけて取引する商品なので、万が一、狙いとは大きく逆方向に月曜日の窓が開いた場合、想像以上の損失を被ることになるからです。
ポジションを持ち越すリスクの大きさ
例えば、あなたが100万円の資金でドル円を25万通貨(レバレッジ25倍)のポジションを持ち越したとしましょう。
週末に○○ショックが起きて月曜日の窓がスプレッドも含めて10円開いたと仮定します。
その場合、朝一にポジションは強制決済されて、10円×25万=250万円の損失が確定します。
そうなると、証券会社に預け入れていた100万円だけでなく、残りの150万円の損失についても支払い義務が発生します。
つまり”追証”です。
この追証は通常の借金と同じ位置づけなので、支払わないと裁判にまで発展します。
こういった不測の事態を避けるためにも、週末、ポジションを持ち越すことは避けるように意識しましょう。
レバレッジ1倍なら持ち越しもあり??
レバレッジ1倍なら持ち越しもありだと思います。
損失も、証券会社に預け入れている以上の資金を失うリスクはないでしょう。
ただし、商品先物などはレバレッジ1倍でもリスクを伴います。
例えば、2020年5月に原油先物価格がマイナス40ドルを記録しました。
まさに、不測の事態です。
ですが、FX(外国為替証拠金取引)で通貨の価値がマイナスになるということはありえないので、レバレッジ1倍であれば持ち越しもありだと考えます。
月曜日の窓狙い
月曜日の下窓、上窓を狙ってポジションを金曜日~月曜日にかけて持ち越す人がいます。
土曜日、日曜日の重要な選挙や会議などの結果を予測してのトレードです。
上手くいけば大きな利益が得られますが、思惑とは逆に大きな窓が開いた場合、大きな損失を被るハイリスクハイリターンなトレードです。
こういったトレードをしている方に話を聞くと、多くの方が海外のFX会社を利用していました。
海外のFX会社には追証がないので、リスクを抑えて大きな利益を得ることができるそうです。
例えば、iFOREXという証券会社の場合、レバレッジが400倍で追証がありません。
レバレッジ400倍ということは、1万円の証拠金で400万円分の取引が可能です。
●月曜日の上窓狙いトレードの一例
例えば、今週末にアメリカで選挙があったとします。
もちろん、選挙結果によって、月曜日に大きく窓が開くことが予想されます。
月曜日に大きく上窓でスタートすることを予想して、iFOREXに1万円だけ入金して金曜日にドル円を3万通貨ロングしたとします。
1円上窓スタートだった場合・・・3万円の勝利!!
1円下窓スタートだった場合・・・損失は3万円ですが、海外のFX会社には追証がないので、損失は口座にあった資金の1万円に限定されます。
まとめ
最初にも言った通り、レバレッジをかけて取引をする”FX”において、ポジションの持ち越しはおすすめできません。
なぜなら、リスクが高すぎるからです。
ですが、どうしてもポジションを持ち越したいというときもあるかと思います。
そういったときは、できるだけレバレッジを抑えたり海外のFX会社を利用したりして、リスクをできるだけ抑えてトレードするように心がけましょう。
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